写真に対する考え方

私が意識しているのは”色味”である。

カメラ自身が考えて階調等を調整するので、自分の思い通りの絵にならないことが多々ある。

それを補ってくれるのがレタッチであると私は思う。

以前カメラ好きな知人が、

「レタッチで補正してしまうと目で見たものより違って見えてしまうので、カメラで撮って出しをしている」

たしかにインスタグラムなどを見ても、発色をいじって不自然に見えてしまっているものも確かにある。

結局は撮影者自身が満足する形がいいと言ってしまえばそれで終わりなのだが、私が自身が大切にしているのが

”見る人にとって良い写真かどうか”

別に友人の考えを否定するわけでもないし、むしろ自分の考えをしっかり持つところは尊敬する。

ただ、私は多くの人に私の写真を見てもらいたいし、少しでも癒やし、感動、笑顔を与えたい。

そのためには他者の視点に立って撮影、レタッチを行なう必要がある。

レタッチも本当に難しさを痛感する。

少しの色の変化で見え方がガラリと変わってしまうからだ。

この色味が正解というのはないので、これは永遠の課題になるが、これこそがレタッチの面白さだと思う。

何度も撮影をし、レタッチをする。

数をこなしていくことで磨きをかけ、撮影技術向上に励みたい。